コンピュータネットワークに関するアンケート結果の報告

1996年3月 長岡技術科学大学 体育・保健センター
長岡技術科学大学体育・保健センターにおいては近年のコンピュータネットワークの進 展に伴い、その保健管理への応用の実態を探るため、平成7年9月19日付けにて次のよう なアンケートを全国国立大学保健管理施設(91施設)に対し行った。80施設(回収率87.9%)、 延べ156名から回答があった。その結果を報告する。なお、かっこの中の数字は回答数で ある。 ********************************************************************************     平成7年9月19日 各国立大学保健管理施設長 殿            長岡技術科学大学                    体育・保健センター長                    三宅 仁 コンピュータネットワークに関するアンケート(依 頼)  近年、コンピュータのネットワーク(いわゆるインターネット)が話題になっており、 また、補正予算等で各大学にもLANの工事が進められていると思います。各保健管理施 設におかれましても大学内各部署との通信や、保健管理施設間での情報交換の必要性も増 大していると存じます。一方で、パソコン通信で精神衛生相談を行なう学生もいると聞い ております。このような状況下での各保健管理施設におけるコンピュータネットワークの 現状について状況を把握したいと存じます。なお、この結果は当センター年報のほか、小 生が委員となっております、国立大学等保健管理施設協議会の保健管理センター組織・運 営の充実に関する特別委員会に報告致したいと考えております。どうかよろしくご協力の 程、お願い申し上げます。  なお、アンケートの結果は9月30日(土)までに頂ければ幸いに存じます。 返送先:Fax 0258-46-6504 または e-mail: hitoshi@miyake.nagaokaut.ac.jp p.s. 当センターにおいて、MLを開設準備中です。お問い合わせ下さい。        Fax: 0258-46-6504 長岡技術科学大学 体育・保健センター 三宅 行 アンケート回答用紙(該当のところに○印を付けて下さい。) (恐れ入りますが、職員の人数分コピーして下さい。) 1.保健管理施設において、コンピュータネットワーク(学内LAN)は、   1−1 すでに配備されている。(119) 1−2 工事中(年度内)である。(9) 1−3 計画中である。(15) 1−4 望んでいるが近い将来の予定にはない。(9) 1−5 望んでいないので予定にない。(1) 1ー6 保健管理施設にはないが、関連施設(医学部等)に行けば使える。(2) 2.保健管理施設において、ネットワーク対応のワークステーションあるいはパソコンは、 2ー1 すでに使っている。(e-mail addressをお教え下さい。)(27) 2ー2 あるが、使っていない。(69) 2ー3 年度内に入る予定である。(12) 2ー4 計画中である。(34) 2−5 望んでいるが近い将来の予定にはない。(5) 2−6 望んでいないので予定にない。(0) 2ー7 保健管理施設にはないが、関連施設(医学部等)に行けば使える。(9) 3.上記の2ー1〜4の方にお尋ねします。その機械は私物を含みますか。 3ー1 はい。(8) 3ー2 いいえ。(135) 4.インターネットについてお尋ねします。 4ー1 よくわかっているつもりだ。(23) 4ー2 わからないが、関心はある。(113) 4ー3 関心ない。(11) 4ー4 その他(具体的な意見をお述べ下さい。)(5) 5.ネットワークを用いた健康相談・精神衛生相談について、 5ー1 すでに経験がある。(0) 5ー2 是非、やってみたい。(25) 5ー3 将来必要とは思うが、現在は必要ない。(77) 5ー4 やってみたいとは思わない。(34) 5ー5 その他(具体的な意見をお述べ下さい。)(11) 6.2ー1の方にお伺いします。(複数回答可) 6ー1 e-mailをよく使う。(17) 6ー2 news(fj.sci.medical等)をよく読む。(5) 6ー3 ネットサーフィンをしている。(7) 6ー4 MLを作って活動している。(具体的内容をお教え下さい。)(1) 6ー5 その他(具体的にお教え下さい。)(6) 7.その他、ネットワーク(インターネット)等に関し、ご意見があればお聞かせ下さい。 8.あなたのプロフィールをお教え下さい。 8ー1 (大学の規模) 学生数 2万以上(4) 5千以上(98) 2千以下(49)) 8ー2 (職種) 医師(81) カウンセラー(14) 看護婦(31) 事務官(9) その他(15) 8ー3 (年齢) 30歳未満(6) 40歳未満(29) 50歳未満(55) 50歳以上(60) 8ー4 (コンピュータの経験) コンピュータ嫌いである(9) ワープロなら使える (55) パソコンを仕事に使っている(81) WS・大型コンピュータを仕事に使っている(9) 以上、ご協力有り難うございました。 ******************************************************************************** 以上の結果を詳細に分析したものを次に示す。なお、かっこ中の数字は図の番号である。 1.まず、問1でハード面としてコンピュータネットワークの敷設ではほとんどの施設が平成7 年度中に整備されたものと思われる(1)。また、問2ではコンピュータもほとんどの施設が持っ ているが、有効に使っているとは言えない(2)。しかも、問3で私物のパソコンを持ち込んで まで仕事という状況ではない(3)ことがわかる。 2.問4ではインターネットについては理解は少ないが、関心は非常に高い(4)ことがあきらかである。 3.問5で、その応用として健康相談・精神衛生相談などに使うことは、将来性は認めるものも現 時点では否定的意見が多い(5)。 4.問6でネットワーク使用の実態としてはe-mailが多く、ついでネットサーフィンなどの利用 が多い(6)ことがわかった。 5.具体的意見としては(順不同) 2-2、7に対し、 ・保健管理室に共同利用の学内LANに接続したコンピュータがあるが、ほとんど使用し  ない。研究目的として、個人の研究室のものを使用する。 4-4に対し、 ・ある程度分かっているつもり。しかし、のめり込むつもりはない。他に興味ある ・やってみたいが自分の能力に不安があるのとプライバシー保護の面で不安がある。 ・少しは分かっている(研究室では使用中) ・施設自身にやる気がないようなのでその気がうせる。 5-5に対し ・ネットワークで発せられている質問にはかなり精神的に問題な人を含む様に思える。 ・将来的には必要だ。 ・対面相談が原則であるので最低テレビ面接が必要かもしれない。将来はこれを行う予  定。ガイダンスですむ多くの学生相談的業務は学生の検索ができるようにしておけば、  学内LANとサーバー1の対応策のROMを入れておけばすむので、そうする予定。 ・大学の規模も小さいので対面して相談を受けている。 ・これについて倫理委員会のようなものが必要かと思います。 ・ネットワークを用いた相談がどういうものか詳しく理解していないので今のところ何  とも言えない。 ・専門職員が不充分なので仕事が過重になりそう。 ・実際に必要な学生がいれば行いますが現在のところ、必要と思いません。 ・有用とは思うが、手間が大変。 ・プライバシーの点は大丈夫でしょうかという点。 ・早いうちにやる必要があると思う。 6-5に対し ・送られてきたmailを読んでいる。 ・e-mailを使うが、良く使うと言うほどではない。 ・現在はe-mailの受動的使用中。 ・遺伝子配列検索。 7に対し ・診療とは医師と患者か直接対面することが基本と考えますので、特に精神衛生相談な  どには危険性さえ感じます。 ・インターネットが健康管理その他にどのように使えるか、模索中です。 ・9月設置(学生が早くつないでと催促するため)保健相談等多くなりそうである。 ・私は機械が好きである。しかし、人間とのコンタクトは可能なかぎり、面会の形をと  りたい。 ・センター同志の情報交換があればと思います。 ・各保健管理センターは少人数であるので、ネットワークを通じて各大学の担当者がミ  ニ会議を常設しておくのが良い。種々の問題点の解決法を、それぞれの方が教え合え  ば良い。年1回の会議ではセレモニーにしかすぎない。 ・セッテング用のマニュアルを作って頂きたい。 ・情報交換という点で必要性は感じているが、実際の用途についての具体的実例が、ま  だ充分に把握できていないこと。費用のことなどがあり具体化していないのが実情。 ・ ハードは整備されているが、運用するだけの知識と人員が足りない。時間的余裕もない。 ・診療という部門では、やはり『見る』『聞く』だけでなく、『触れる』ことも大切で  あり、コンピューターもそれに利用する一つと考えたい。これだけで『全て』とは思  わないことを踏まえた上で利用したい。 ・国内でもネットワークを利用して協同作業(健康相談など)、協同研究ができればと思  う(各自の得意分野をカバーし合って)。 ・機会があれば詳しく知りたいと思います。保健管理への生かし方についても実例があ  れば是非教えていただきたいと思います。  ・大学保健管理施設としてのファイルを設定してもらってその中で各大学の健康データ  が閲覧できるようになっているとよい。 ・学内LANを健康管理に使うよい方法があれば教えて下さい。 ・将来、保健センター間のネットワークができればと思っています。 ・まだ始めたばかりなので不明の点が多く、これから勉強してうまく利用できるようになりたいです。 などであった。 6.プロフィールとしては、ほぼ皆悉調査となったため大学規模職種に特別の傾向はな く、年齢構成も妥当といえよう。しかし、コンピュータの経験は年齢構成以上に豊富とい え、研究用として経験があるものと考えられた。 以上